【生物学的製剤】エンタイビオ(ベドリズマブ)

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生物学的製剤
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効果:◎ 即効性:〇 寛解維持:◎
※上記は私の経験則です。本サイトをご覧の皆様がすべて同じとは限りません。 

2019年に新薬として、承認された、生物学的製剤です。
エンタイビオ(ベドリズマブ)は抗α4β7インテグリン製剤で炎症を起こすと考えられている物質である、「α4β7(アルファフォーベータセブン)インテグリン」の活動を抑制する薬です。
初回は2週間、その後4週間、以降は8週間ごとに点滴で投与されます。
8週間経過後は2週間ごとの自己注射に切り替え可能です。

<経緯>
エンタイビオ投与に至った経緯は別の記事にあるヒュミラの効き目が弱くなり、潰瘍性大腸炎が再燃したことによるものでした。
ヒュミラは実に8年もの間、自身の潰瘍性大腸炎寛解維持に効果を発揮していましたが、徐々に血便がひどくなり、体内の鉄分や貯蔵鉄(フェリチン)の値が下がり、ヘモグロビンも10前後まで下がってしまった事から、エンタイビオに切り替えて、治療をすることになりました。

<点滴治療>
当初は点滴で治療を始めました。点滴はエンタイビオ本体が30分、その後の生理食塩水が5分で準備を含めると点滴そのものは45分程度で済みます。ただエンタイビオは冷凍保存されているため、解凍に30分程度要する事、エンタイビオ投与決定の診察後に解凍を始めるため、余裕を見て診察終了から100分程度をみておくと間違いないかと思います。

<自己注射>
点滴を開始してから、約2年後にペンタイプの自己注射へ切替。2週間ごとに自己注射する事で、治療時間を大幅に短縮する事が出来ました。
以前のヒュミラ自己注射より、薬剤が若干多いからなのか、自己注射の痛みはヒュミラより強い気がしますが、こちらも10秒程度で完了するので、我慢できるレベルです。

エンタイビオ自己注射の動画はこちら

<作用機序と副作用>
作用機序や副作用はこちらのページに詳しく記載がされているので、ご覧ください。

上記ページ内に動画があり、少し専門的になりますが、非常に分かりやすい動画となっています。
今後、要件のみ抜粋して別途作成しようと思っています。

※点滴から自己注射に切り替えましたが、若干膿混じりの便が増えました。
再燃ではないと思っていますが、点滴より自己注射の方が1回あたりの液量は少ないので、ちょっと心配でした。
一方で、点滴時は2か月に一回でしたが、1ヶ月半を過ぎた頃から、若干ですが、調子が悪くなっている事もありました。
点滴と自己注射のメリット・デメリットを検討し、切替時は体調変化に要注意かと思います。
ただ総じて、現時点では自己注射の方が通院の手間や点滴の時間を考慮すると良いと思っています。

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