【生物学的製剤】レミケード(インフリキシマブ)

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生物学的製剤
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効果:△ 即効性:〇 寛解維持:〇
※上記は私の経験則です。本サイトをご覧の皆様がすべて同じとは限りません。

レミケード(インフリキシマブ)は私が一番初めに試した生物学的製剤です。

潰瘍性大腸炎の患者にはTNFαという生体内物質(サイトカイン)が大量に生産され、このTNFαが大腸で炎症を引き起こしている事が分かってきました。
TNFαはそれ自体が炎症を引き起こす(直接的な炎症作用)と炎症を起こす別のサイトカインの産生を促すことにより炎症を引き起こす(間接的な炎症作用)という作用がある事から、炎症の大元と考えられていたようです。

上記の様にレミケードは抗TNFα抗体製剤として、点滴で投与され、TNFαの働きを抑えるとの事でした。

点滴間隔は初回・2週間後・6週間後・8週間後と投与されますが、私の場合は2回目(2週間後)の投与後、2週間ほどで再燃してしまい、顆粒球吸着療法(GCAP)とステロイド(プレドニン)を投与する事になりました。
点滴投与後は効果が感じられ、便回数も落ち着くのですが、時間が経過したり、ステロイドを離脱した時等に血便と膿混じりのガスが増え、悪化する状況でした。

初めての抗TNFα抗体製剤として、その後数回レミケードを継続投与し、ステロイドと顆粒球吸着療法(GCAP)の併用を実施しながら、寛解維持を探りましたが、どうしてもステロイドに依存する状態から抜け出せず、寛解維持を達成する事は私の場合できませんでした。

ちなみに当時の主治医の見解だとレミケードの効果(寛解導入)は潰瘍性大腸炎患者のほぼ半数でステロイドだけではなく、免疫抑制剤等も併用しながら、治療する事も多いとの事でした。

のちに同じ生物学的製剤ヒュミラ(抗TNFα抗体製剤)にて、私の場合幸いにも長期の寛解維持となりますが、ヒュミラは2週間ごとの皮下注射であった事、成分(ヒュミラ:アダリムマブ)が微妙に違っていた事等が影響しているのかなと思っています。

いずれにしてもレミケードは抗TNFα抗体製剤として、後に様々な生物学的製剤が開発され、多くの選択肢が拡がった画期的な薬剤だと自分では思っています。

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