【生物学的製剤】エンタイビオ(ベドリズマブ)
2019年に新薬として、承認された、生物学的製剤です。
エンタイビオは抗α4β7インテグリン製剤で炎症を起こすと考えられている物質である、「α4β7(アルファフォーベータセブン)インテグリン」の活動を抑制する薬です。
エンタイビオ投与に至った経緯は別の記事にあるヒュミラの効き目が弱くなり、潰瘍性大腸炎が再燃したことによるものでした。
ヒュミラは実に8年もの間、自身の潰瘍性大腸炎寛解維持に効果を発揮していましたが、徐々に血便がひどくなり、体内の鉄分や貯蔵鉄(フェリチン)の値が下がり、ヘモグロビンも10前後まで下がってしまった事から、エンタイビオに切り替えて、治療をすることになりました。